4月 旬のたけのこ料理
旬を感じる野菜の代表選手!
たけのこは、「たけかんむりに旬」と書くくらい、旬を感じさせてくれる食材のひとつではないでしょうか。水煮の真空パックは年中売られて便利ですが、生で皮付きの新たけのこが店先に並ぶのは、早くて2月頃から遅くても5月頃まででしょう。関東近郊では、4月中が一番出回っているので、旬の美味しさをぜひ味わいたいものです。
たけのこ料理のレパートリーとしては、「たけのこご飯」や「若竹煮」、「土佐煮」など和食のものがやはり定番。今回は、しょうゆ味に飽きたときにおすすめの味噌煮を紹介したいと思います。これは、ご近所や親戚などから沢山のたけのこをいただくので、味に変化をつけて飽きのこないようにと考えた料理です。コクがあって、たけのこの歯ごたえが楽しめ、ご飯がすすむ一品です。
●たけのこの味噌煮の作り方
材料(約4人分)
新たけのこ(茹でたもの)…約600g(小2本)
唐辛子…1本
だし汁(または水)・酒…各大さじ4
砂糖・味噌…各大さじ2
みりん…大さじ1
サラダ油…大さじ1と1/2
木の芽…適宜
作り方
- たけのこは、食べやすい大きさに切り、水気をきっておく。
- 鍋に油と唐辛子を入れて熱し、1を加えて中火で炒める
(たけのこが崩れないようにやさしく2~3分)。 - だし汁と酒を加えて弱火にし、ときどきかき混ぜて約5分煮る。
砂糖とみりんでゆるめた味噌を加えて混ぜ、全体にツヤが出てきたら出来上がり。 - 器に盛り、好みで木の芽を添える。
★味噌の量は好みで調節を。こんにゃくやちくわなどを入れても美味しいです。少し手間はかかりますが、生のたけのこを茹でて、ぜひ作ってみてください。
柳沢美智子