2013-12-11
ドイツでは、クリスマスの1か月前からシュトレン(またはシュトーレン、シトーレン)というお菓子を家族や仲間と一緒に食べ、クリスマスの到来を待つといいます。
そのシュトレンが日本でもじわじわ人気上昇中。ドイツと日本のシュトレン物語と日本全国のプロのレシピを一冊にまとめました。
旭屋出版 \2800+税
白いクリームに赤いいちごのショートケーキから、日本のクリスマスがそろそろ次の段階へ進もうとしています。そんな次世代を担うのが「シュトレン」です。
何より驚いたのが、この時期、1店舗で数百から数千個という単位で売れているパン屋さんや菓子屋さんも少なくないこと。「シュトレン」というお菓子は、九州から四国、北海道まで知られ、年々売れゆきを伸ばしているらしいことです。
買い手も、もともと知っていたというより、「初めて食べてみたらおいしかったから」という中高年男女が意外に多いという事実。これは取材に歩きながら聞いた話でした。
「シュトレン」は、日本の鏡餅のように、ドイツ人にとってはなくてはならない食べ物ですが、時代とともにカロリーを気にし、家族数も減り、忙しくてみんなでゆっくり食べる機会が減ったのは日本と同じ事情のようでした。それでも、日本で「シュトレン」といって騒ぐなら、1つの民族が大事にしてきた食べ物ということを知り、敬意をもって楽しんでほしいと思い、この企画をたてました。3月から動き始めて11月にやっと完成です。
家庭用レシピもドイツの基準も掲載しています。ぜひ、読んでみてください。なお、まとめてご購入の方は、たまご社までご相談ください。 松成 容子
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