9月 十五夜のお月見
(旧暦の8月15日※2005年は9月18日)
お月見したことありますか?
かつての日本人は、月の満ち欠けで月日を知り、農作業の目安としていたため、月への畏敬の念は相当なものだったようです。今年はお月見団子を作ってお月見のしつらえをしてみませんか?
十五夜がいいお天気で、ありますように。
お月見にちなんだレシピ
●お月見団子
材料(お月見団子15個分)
上新粉…360g
熱湯…約300cc
みたらしあん(分量の砂糖、水、しょうゆを熱し、片栗粉でとろみをつける)
砂糖…30g 水…大さじ4 しょうゆ…大さじ2
片栗粉…大さじ1
こしあんまたは粒あん…適宜
作り方
- ボウルに上新粉を入れ、熱湯を少量ずつ加えながら耳たぶぐらいの柔らかさになるまでよく練る
(熱いので、最初は菜箸などでかき混ぜるとよい)。 - 蒸し器にクッキングペーパーを敷き、1の生地を少しずつちぎってのせ、20分ぐらい蒸す。
蒸し上がったら、ボウルに移し、熱いうちにすりこぎ棒などでなめらかになるまでつく。 - 2を15等分に分けて丸め、再び5分ぐらい蒸す。蒸し上がったらすぐにうちわであおいで冷まし、
つやをだす。 - 器に盛る。まず下段に9個並べ、その上に4個、一番上に2個並べて供える。
お供えしたお団子は、後でみたらしあんやあんこをつけていただきましょう。固くなってしまった時は、水を少々吹きかけて、電子レンジで加熱するか、蒸し器で蒸すとよいでしょう。
お月見のしつらえのポイント
- お団子は格を重んじるなら、白木の三方に(写真参照)、または丸いお盆や器に盛ります。
お団子の大きさは十五夜にちなんで一寸五分(直径 約4.5cm)といわれていますが、
大きいと思ったら加減して下さい。 - 秋にとれる農産物が用意できれば、ザルなどに盛ってお供えします。
できれば里芋、梨、柿、ぶどうなど形の丸い旬のものがよいといわれています。 - すすきは十五夜には5本飾ります。翌日には庭の垣根にさしておくとか、
家の軒につるしておくと無病息災のお守りになるといういわれがあります。
参考文献
- 「お祝いの行事料理全集」辻勲監修(辻学園出版事業部)
- 「四季の行事のおもてなし」山本三千子(PHPエル新書)
柳沢美智子